東京都豊島区は、出産や育児に伴う経済的負担を減らして子育てを支援しようと、出産時と子どもが1歳になった時に、5万~8万円分の育児用品な...
1歳児のいる家庭向け「バースデーサポート」のチラシ
東京都豊島区は、出産や育児に伴う経済的負担を減らして子育てを支援しようと、出産時と子どもが1歳になった時に、5万~8万円分の育児用品などを受け取れる助成制度を始めた。
区によると、昨年の都内の公的病院での出産費用は、平均54万円以上だった。一方、国の出産一時金支給額は50万円。区は、差額分を独自に補助して実質無償化を実現しようと、5万円分の電子クーポン「としま出産サポートクーポン」の配布を始めた。
対象は今年4月1日以降生まれの子のいる世帯。対象者への案内から申請すると、おむつやミルクなどを取り扱う赤ちゃん用品店のオンラインストアで使える電子クーポンがもらえる。
このほか、本年度中に1歳になる子を育てる家庭には「バースデーサポート」として、育児商品や家電がもらえるウェブカタログポイントを送付する。第1子で6万円、第2子7万円、第3子以降8万円分。昨年度は1万~3万円分だったが、拡充した。
高際みゆき区長は「出産育児の切れ目ない支援に力を入れていく」と話した。(長竹祐子)