東京都葛飾区を拠点に活動する関東女子サッカーリーグ1部の「南葛SCウイングス」が、なでしこリーグ2部への昇格を決めた。今月上旬にあった...
なでしこリーグ2部昇格を決め、笑顔の選手たち=茨城県つくば市で(南葛SC提供)
東京都葛飾区を拠点に活動する関東女子サッカーリーグ1部の「南葛SCウイングス」が、なでしこリーグ2部への昇格を決めた。今月上旬にあった2部下位チームとの入れ替え戦本戦を2試合の合計7-1で制し、悲願を果たした。(鈴木里奈)
本戦は、なでしこリーグ2部11位のつくばFCレディースとホームアンドアウェー方式で行われた。2日にホームのJFA夢フィールド千葉県フットボールセンター(千葉市)であった初戦は、前半21分に佐藤幸恵選手が先制。後半には石倉花純選手が追加点を挙げ、2-0で白星発進した。
9日はアウェーのセキショウ・チャレンジスタジアム(茨城県つくば市)で試合があり、前半8分に石倉選手がゴール。後半に同点に追い付かれたが、その後は得点を重ね5-1で大勝した。
松本彰監督(45)は試合後、「選手たちはこの大会で勝つことを目標にずっと練習してきたので、達成できて安心した」と胸をなで下ろした。自分たちのサッカーができたと振り返り「選手たちがまっすぐサッカーに向き合えているのは、ファンやサポーターのおかげ。恩返しができたことをうれしく思う」と感謝した。
昇格後の来季に向けては「自分たちのやるべきことをやり続ける。その基準を高く保つことが必要」と見据えた。
ウイングスは、9月末~10月上旬の入れ替え戦予選を3勝1敗として2位につけ、本選に臨んだ。リーグ昇格は12月の理事会で正式に決まる。