地方競馬の大井競馬場(東京都品川区)を所有する「東京都競馬」の多羅尾光睦(みつちか)社長は31日、老朽化が進む競馬場の再整備に合わせ、...
大井競馬場(資料写真)
地方競馬の大井競馬場(東京都品川区)を所有する「東京都競馬」の多羅尾光睦(みつちか)社長は31日、老朽化が進む競馬場の再整備に合わせ、敷地内にスポーツやエンターテインメントなどの拠点となる施設を建設する方針を明らかにした。
大井競馬場は1950年5月に開場。改修を重ねながら競馬開催を続けているが、施設の老朽化が課題になっている。都などが出資する同社は、大井競馬場で「東京シティ競馬」を運営する特別区競馬組合と再整備について協議。関係者によると、スポーツ大会やコンサートなどの会場となる大型アリーナも選択肢に、新施設のあり方を検討しているという。
同社はこの日、品川区と地域活性化や防災などで協力する包括連携協定を締結。協定には「スポーツ・文化・エンターテインメント施設などの整備」も盛り込まれており、調印式に出席した多羅尾社長は「敷地の高度利用という観点から整備を検討している」と語った。施設の規模やオープンの時期については明言を避けた。(佐藤航)
【関連記事】脱走ウマくいかず大井競馬場の競走馬、運河を渡った後に保護される
【関連記事】馬事公苑が改装オープン競技観戦しながら食事も