全国空襲被害者連絡協議会の総会が9日、東京都墨田区であった。38年ぶりに提出された救済法案の廃案を受け、臨時国会での成立に向け、与党などに働きかける方針が示された。

空襲連総会であいさつする「空襲議連」の平沢勝栄会長=9日、東京都墨田区で
超党派「空襲議連」会長の平沢勝栄衆院議員が訪れ、「おわび申し上げる。この国会で何としても解決したい」と発言。名古屋市長時代に見舞金制度を作った河村たかし衆院議員は「苦しんだ人たちに最大の愛を注ぐ。次は通さなくては」と述べた。
東京大空襲・戦災資料センター館長の吉田裕共同代表は、世田谷区の見舞金の被害者の申請が少ないことを挙げ「時間との闘い。国際法違反の無差別爆撃と批判し、戦争だから仕方ないという考えの克服を」と指摘。黒岩哲彦弁護士は「(民間戦争被害者に)戦前は戦時災害保護法があり、ドイツも補償していることを訴える必要がある」と語った。(橋本誠)
