多胎児を育てる親の交流イベント「ふたごキャラバン」が2日、東京都立川市のサンサンロードであった。双子育児の実情を描く「MIRACLE ...
多胎児を育てる親の交流イベント「ふたごキャラバン」が2日、東京都立川市のサンサンロードであった。双子育児の実情を描く「MIRACLE TWINS」を昨年末まで本紙で連載したアニメーションアーティストの南家真紀子さん(48)=写真(右奥)=を招き、トークショーを開催した。
15歳の双子男児を育てる南家さんは、連載を振り返りながら双子を育てる上での工夫や苦労を紹介。夫や周囲の理解と助けを得られず孤立した経験を涙を浮かべて語り、「多胎育児は過酷で、SOSを発することすらできない人も多い。社会や制度の側から手を伸ばしてほしい」と話した。
6歳の双子を育てる同市の大平敬済(たかずみ)さん(46)は「小さい会社なので自分は短い育休しか取れず、夫婦間でもピリピリし、精神的にも肉体的にもつらかった」と明かした。
イベントは、同市を中心に活動する多胎育児支援団体「SwingRing(すいりん)~ふたご応援プロジェクト」が主催し、東京新聞の子育てサイト「東京すくすく」共催。会場を訪れた親子連れは、双子用自転車の試乗会などを楽しんだ。(今川綾音)