
妙正寺川に水のない江古田川(右)が合流している。右の江古田公園内に「江古田原・沼袋古戦場」の石碑がある
前回、三宝寺(さんぽうじ)池南側の石神井城における豊島泰経(やすつね)と太田道灌(どうかん)の戦いに触れた。今月初め、同城の決戦前に、現在の中野区を流れる妙正寺(みょうしょうじ)川辺りで繰り広げられた「江古田原・沼袋の戦い」の地へと向かった。
西武新宿線と都営大江戸線の中井駅が起点。駅を出ると、数メートルもの高さのコンクリート壁の下に妙正寺川が流れている。杉並区の妙正寺池に源を発し、新宿区下落合で神田川に合流する全長9・7キロの1級河川だ。
左岸に沿って歩く。昭和レトロの飲み屋が並行して点在する。対岸には、かなり古いマンションが川に背を向けて立つ。10分余りで、落合公園。ここから右岸側に移る。西武新宿線の橋梁(きょうりょう)をくぐる。川沿いの住宅はいずれも土台がかなり高い。途中の上高田公園の野球場やテニスコートの下部は、洪水対策のための調節池になっている。

哲学堂公園=東京都中野区で
15分ほどで、四村橋。橋を渡り、左岸の哲学堂公園に入る。川沿いの河岸段丘の斜面や低地、台地上を利用した地形の変化に富んだ公園だ。東洋大学創立者の哲学者・井上円了が1904(明治37)年に開設。精神修養や社会教育の場として活用されてきた。園内の四聖堂、宇宙館などの古建...
残り
519/1037 文字
この記事は会員限定です。エントリー会員(無料)に登録すると、続きを読めます。
無料会員に登録して読む
ログインする
無料会員(エントリー)に登録すると
会員限定記事を読める
有料会員限定記事も月3本まで読める
有料会員などの会員種別、登録手続きについて詳しく知る
よくある質問はこちら
