〈小池都政10年〉③全3回
「都政改革」を掲げて、東京都の小池百合子知事(74)が2016年8月に就任して10年を迎える。コロナ対策やコロナ禍での東京五輪・パラリンピック開催なども乗り越え、豊かな財源を背景に独自施策を進めてきた。小池都政の今を探る。(この連載は神谷円香、奥野斐、小林由比が担当します)
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「目標数を達成するための動員では…」。4月下旬に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれた都主催のイベント「SusHi Tech Tokyo(スシテック東京)」の数日前、来場を促すメールを受け取った都職員からそんな声が漏れ聞こえた。

4月の「スシテック東京」のオープニングであいさつする小池百合子都知事(壇上中央)=東京都江東区で
国内外のスタートアップ(新興企業)の起業家や投資家らが集うイベントには今年、過去最多となる103の国・地域から約6万人(前年比1万7000人増)が参加した。オープニングでは小池百合子知事が英語で「大いに交流し、議論を深め、楽しみましょう」と呼びかけ、会場は熱気に包まれた。
華やかな舞台の裏で、懐疑的な視線はある。
スシテックだけでなく、小池知事は近年、世界を意識した事業に注力する。都庁舎の壁面を使ったプロジェクションマッピングは本年度までの4年間で、事業費約32億円をつぎ込んだ。建物への常設で...
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