花街として栄えた東京都台東区柳橋の柳橋中央通りで20日、「柳ばし納涼盆おどり」が5年ぶりに開催される。実行委は「久々の盆おどり。思いき...
盆おどりへの参加を呼びかける大野真徳さん=台東区浅草橋で
花街として栄えた東京都台東区柳橋の柳橋中央通りで20日、「柳ばし納涼盆おどり」が5年ぶりに開催される。実行委は「久々の盆おどり。思いきり楽しんで」と参加を呼びかける。
盆おどりは柳橋の芸者衆も踊ったとされ、約50年の歴史を持つ。地元の須賀神社の氏子町会が催していたが、コロナ禍で中断し、人手不足もあって再開できずにいた。
地域で復活を望む声が多く、2021年に浅草橋地域で老舗の若手経営者らが立ち上げた商店街「浅草見附会」などが実行委員会を組織し、再開にこぎ着けた。前回より会場を広げ、「東京音頭」や新曲「ボンゴ天国」など15曲を踊る。
見附会事務局で老舗佃煮店「鮒佐(ふなさ)」取締役の大野真徳さん(30)は「ずっと続いてきた地域の行事を守りたい」と意気込む。当日は午後3時から縁日、盆おどりは同6時から。雨天決行。(鈴木里奈)