中野ブロードウェイを中心とした「オタクの天国」を散策。アニメやマンガなどを扱う「まんだらけ 中野店」、特大ソフトクリームが名物の「デイ...
中野ブロードウェイを中心に、アニメやマンガなどを扱う店が集まる「オタクの天国」を散策してみましょう。アニメやマンガ、フィギュアなどを扱う老舗「まんだらけ 中野店」を筆頭に、特大ソフトクリームが名物のファストフードショップ「デイリーチコ」、昭和レトロに彩られたカフェ「不純喫茶ドープ 中野店」を紹介します。
イラスト:杉崎アチャ
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昭和41年(1966年)にショッピングセンターとして開業した「中野ブロードウェイ」は、「まんだらけ 中野店」をはじめとしてサブカルの聖地としての地位を確立していきました。国内外問わずマニアたちが足を運び、平日休日問わず人で賑わっているスポット。その一方で開業当初から続いているお店も多く、地元の人たちの憩いの場でもあります。立ち食いの食事処や青果店、お肉屋さんなど、ちょっとしたお買い物にもぴったりです。
駅を南北に貫く中野通りは、春には見事な桜並木で道ゆく人たちを魅了します。早稲田通りと交わる一つ目の交差点「新井」が目印。
北と南に大きな改札がある中野駅。サブカルチャーなど、独特な文化を発信する街として知られ、駅周辺で再開発事業も行われるなど、近年は街並みも変化しています。駅北口から令和5年(2023年)7月に閉館した「中野サンプラザ」を横目に、中野通りを北上すると見えてくるのが早稲田通りです。
中野駅北口から歩いて10分ほど、早稲田通りを跨いで右へほどなく進むと、中野らしいディープな雰囲気を体現した喫茶店「不純喫茶ドープ 中野店」の入口が見えてきます。色とりどりのクリームソーダやプリン、宙に浮いたスパゲッティが郷愁を誘う入口前のショーケースに昭和の気配を感じつつ、2階へ。
昭和にタイムスリップしたような趣のある店内でヒップホップに耳を傾けながら、心ゆくまで昭和レトロを満喫した後はさらにディープな世界を体験するべく、「中野ブロードウェイ」を目指します。
とはいっても、ドープと中野ブロードウェイは目と鼻の先。今回は早稲田通りを挟んで、右前方に位置する北口から潜入してみましょう。
地上10階建てのビルで、サブカルの聖地として威厳を惜しみなく見せつける貫禄の佇まいが印象的。アニメ、マンガ、ゲーム、フィギュアなど、いわゆるマニア向けの専門店が軒を連ねる中野の象徴となっています。
3階にある吹き抜けのブロードウェイ通りに面した「本店」。少年マンガや少女マンガ、BL系のコミックと小説、男性アイドルグッズなどを取り扱っています。
まずは、創業と同時に中野ブロードウェイのサブカル文化を牽引してきた「まんだらけ」をはしご。館内に33もの店舗をもち、どこをどう切り取ってもダントツのマニアック度を誇ります。今回は、階数が上がるほどにマニアック度も高まると言われている中野ブロードウェイの4階にある「変や」から3階の「本店」、2階の「スペシャル1」を訪れました。どの店舗も超マニアックなアイテムと、お客様の好奇心やアイテムへの愛に応える熱量を持ったスタッフが世界中のマニアを虜にしています。
最後は生鮮品も扱う、商店街の地下で、疲れた体にエネルギーを補給しましょう。中野ブロードウェイの創業と同時にオープンした「デイリーチコ」で、アイスクリームを購入したら店横のベンチでホッとひと休み。驚くほどさっぱりとしていながらもコクのある味わいに癒されつつ、帰りはビルの南口から中野サンモール商店街を抜けて駅へと戻りましょう。
入口の鳥居に目を奪われる4階の「まんだらけ 変や」。企業ノベルティグッズ、昭和レトログッズ、アンティークグッズ、ヴィンテージTOYなどを取り扱っています。
中野ブロードウェイでマンガ古書店として昭和55年(1980年)に創業、今では館内に33店舗を構える世界最大級のコレクターズショップです。時を司る集団として、マンガやアニメ、セル画、ゲーム、フィギュア、アンティークグッズなど、時代を超えて次の世代に引き継ぎたい貴重なコレクションも豊富に取り揃えています。中野店では店舗ごとにフィギュア特化やコスプレ特化といった特徴をもたせているので、あらかじめチェックしておくと効率的です。
2階の「まんだらけ スペシャル1」には、ウルトラマン、トランスフォーマー、現行怪獣ソフビ、ゾイド、ミクロマン、勇者ロボ、特撮系ガレージキットなどがずらり。
スタッフ
マニアのお客様だけでなく、老若男女を問わず幅広い世代のお客様に見ていただいても、楽しい!懐かしい!また来たい!と感じていただけるような店舗づくりをスタッフ一同心がけています。日本でしか手に入らない貴重なコレクションを求めて、海外のお客様も多く訪れます。最新情報は随時Xにアップしていますので、ぜひチェックしてみてください。
お客様
ここはありとあらゆるサブカルチャーグッズが揃うだけじゃなく、店員さんのマニアック度もすごいです。まんだらけで取り扱いのある商品のみならず、サブカルチャー系のことなら聞くとなんでも教えてくれますよ。それと、最近の注目は秋葉原にあるソフビ専門店「まんだらけCoCoo」です。品揃えの豊富さがマニアの間で噂になっています。
<データ>
住所中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ1〜4F
電話番号03-3228-0007
営業時間12:00~20:00
定休日無休
次ページに続く。特大ソフトクリームが名物のファストフードショップ「デイリーチコ」、昭和レトロに彩られたカフェ「不純喫茶ドープ 中野店」をご紹介します。
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