葛飾・柴又の名物コロッケが復活! 長年愛された味を3年ぶりに食卓へ、総菜店「柴いち」<挑む>

葛飾・柴又で長年愛された老舗精肉店の名物コロッケが、3年ぶりに復活した。設備の老朽化などで2021年に閉店したが、創業者の孫にあたる相...

ビッグデータ Jul 14, 2024 IDOPRESS

葛飾・柴又で長年愛された老舗精肉店の名物コロッケが、3年ぶりに復活した。設備の老朽化などで2021年に閉店したが、創業者の孫にあたる相原健太郎さん(44)が総菜店「柴いち」を新たに開業し、手作りの味を継承した。

◆レシピを継承「やっぱりおいしい」

葛飾・柴又で約70年間愛されてきたコロッケを復活させた「柴いち」代表の相原健太郎さん=葛飾区で

「当時の味が出せるか心配でしたが、地元の皆さんが『やっぱりおいしいね』と言ってくれて。この店を始めてよかった」。相原さんがほおを緩めた。

復活したのは、黒毛和牛を使った「アイハラコロッケ」。前身の「相原牛肉店」のレシピを受け継ぐ自慢の一品だ。

揚げ物を担当する妻の真有(まゆ)さんは「パン粉のつけ方や温度、時間にも工夫がある。家庭では出せない味です」と語る。

◆地域の食卓を総菜で支える

1949年に創業した相原牛肉店は70年余、祖父と父の2代にわたり、家族が力を合わせて地域に愛される店づくりを実践してきた。

設備の老朽化などで3年前に閉店したものの、「近所の方々が『あのコロッケをまた食べたい』って。できるなら再開して、喜んでもらいたくて」と相原さんの姉、三原美和さんは振り返る。

復活に向け、相原さんは東栄信用金庫(葛飾区)の創業塾へ。開業資金のめどもつき、4月に「柴いち」をオープンした。店名は店舗のある「柴又一丁目商店街」にちなんだという。

仙台黒毛和牛のローストビーフや煮物、ポテトサラダなどをそろえて、地域の食卓のさまざまなニーズに目を配る。相原さんは言う。「やっぱり看板商品はコロッケ。揚げたてをどうぞ」(石川修巳)

【関連記事】<食卓ものがたり>復活の味守り続ける安倍川もち(静岡市)


【関連記事】前橋の片原饅頭 2度目の復活会社組織で守る200年の伝統職人頼みから味引き継ぐ


テクノロジーエコー: Tech、AI、Aerospace、Biotech Newsのソース

テクノロジーエコー、日本の科学技術ニュースポータル。 テクノロジー、人工知能、バイオテクノロジー、データ、その他の分野の最新の発展について報告することに尽力しています。
© テクノロジーエコー プライバシーポリシー お問い合わせ