「コミケ50周年史」がつづる同人文化のリアル…苦難のコロナ禍も、はやり廃りもすべて記録

ai Sep 14, 2026 IDOPRESS

世界最大級の同人誌即売会「コミックマーケット」の第108回(C108)が8月、東京・有明の東京ビッグサイトで開かれ、50周年史が刊行、販売された。既刊の40周年史を引き継ぎ、コロナ禍で開催中止を強いられた時期を含む10年間の歩みを記録している。(谷岡聖史)

◆「様々な形でコミケットが社会と関わってきた10年だった」

コミケは1975年12月に開始。史上初の開催中止となったのが、コロナ禍が直撃した2020年5月のC98だった。同年冬の予定だったC99も2度の延期に。運営元のコミックマーケット準備会は当時、何を考え、どう動いたのか。舞台裏を詳しく報告している。

コミケ会場の特設ブースで販売された「コミックマーケット50周年史」=8月15日、東京・有明の東京ビッグサイトで

この10年は、東京五輪による時期の変更や警備強化、会場の大規模改修などもあり、毎回のように開催方法の変更を重ねてきた。環太平洋連携協定(TPP)による著作権侵害の非親告罪化の議論など、同人文化に影響を与えた動向も記録。準備会は巻頭言で「様々な形でコミケットが社会と関わってきた10年だった」とつづっている。

また、今後の変化を占う興味深いデータも。30周年のアンケートでは参加者の7割が...

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