ライオンが死ぬほどの暑さ…多摩動物公園の悲劇に業界衝撃 他の園は?動物は大丈夫?

ai Aug 5, 2026 IDOPRESS

多摩動物公園(東京都日野市)のライオン3頭が相次いで死んだ。猛暑の影響とみられるという。やりきれない思いが募る一方、他の動物や動物園は大丈夫かと心配になる。猛暑下でどんな配慮が必要になるのか。現場をどう支えるべきか。(井上真典)

◆1964年からのライオン飼育で、暑さで複数頭が死ぬ初の事態

園によると、異常を確認したのは7月18日。2頭について食欲不振や活動の低下があり、治療が必要なライオンは22日までに10頭に広がった。うち3頭が28日~8月2日に死んだ。

2日に死んだ多摩動物公園のライオン「ルエナ」=公益財団法人東京動物園協会提供

死因は感染症の疑いも含めて現在調査中だが、脱水症状や多臓器不全を確認しており、猛暑の影響があったとみられる。7月23日から全頭の展示を中止。今は3頭が治療を受ける。

ライオンは通常、体調を踏まえて16頭のうち7頭を日中に展示してきた。その時間帯は木陰や水場のある展示場で過ごす。寝るための獣舎は10部屋あり、うち3~4頭が入れる部屋の一つにはエアコンがあった。

1964年からライオンを飼育してきた同園で、暑さによって複数頭が死ぬ事例はなかったという。気象庁のデータによると、園に近い八王子市では7月半ばから最高気温35度以上の日が少なくなかった。担当者は「例年、エアコンがなくても乗り越えられた」と話す。

園の資料によると、ライオンはサハラ砂漠以南のアフリカに分布する。「抵抗力が強い種。こんなことがあるのか」。群馬サファリパーク(群馬県富岡市)の北村昭二園長は「悲報」に触れて驚きの声を上げる。

34頭を飼育する同園では、暑さ対策として獣舎に大型の扇風機を複数台設置しているという。今後に神経をとがらせ、「涼しい環境を維持し、注意深く見ていきたい」と口にする。

◆ライオンが暮らすサバンナ「高温だが湿度は低い」

一方で公益社団法人「日...

残り

751/1501 文字

この記事は会員限定です。エントリー会員(無料)に登録すると、続きを読めます。

無料会員に登録して読む

ログインする

無料会員(エントリー)に登録すると

会員限定記事を読める

有料会員限定記事も月3本まで読める

有料会員などの会員種別、登録手続きについて詳しく知る

よくある質問はこちら

テクノロジーエコー: Tech、AI、Aerospace、Biotech Newsのソース

テクノロジーエコー、日本の科学技術ニュースポータル。 テクノロジー、人工知能、バイオテクノロジー、データ、その他の分野の最新の発展について報告することに尽力しています。
© テクノロジーエコー プライバシーポリシー お問い合わせ