ブームが続く町中華。有名店を巡るのも楽しいですが、それだけじゃもったいない!今回取り上げるのは、日常に根差した、“特別ではない”町中華...

イラスト:杉崎アチャ
ブームが続く町中華。有名店を巡るのも楽しいですが、それだけじゃもったいない!今回取り上げるのは、日常に根差した、“特別ではない”町中華です。地元の人々に愛され続ける一皿を求めて、堀切・金町・曳舟をぶらりと歩いてみましょう。
荒川沿いにある堀切は、堀切菖蒲園駅を中心に、商店街や住宅街、小さな町工場が入り組む街。駅前の中央通りにはラーメン店や中華料理店が立ち並びます。「大八元」と「中華料理 三河屋」は、どちらも昭和の香りを色濃く残す老舗です。名物メニューにビールを合わせて常連気分を味わってみては?
江戸川を挟んで千葉県松戸市に隣接する金町は、近年の再開発によって商業施設やスーパーが駅前に充実し利便性が向上しました。住みやすさと古き良き下町情緒が共存する街で出会ったのは、「しゅうまい屋」と「クレイジー餃子」。店名に掲げられた焼売と餃子は必ず食べたいところ。「黒濃ラーメン」や「クレイジーナス」なども併せて堪能してみてください。
東京スカイツリーから徒歩20分ほどの場所に位置する曳舟は、関東大震災や東京大空襲の被害を免れたエリアが多く、築100年を超える長屋が今も保存されています。昔ながらの街並みに溶け込む「上海菜館」と「貯水葉」は、散歩中のランチにぴったりなお店。ボリューム満点の上海料理や魯肉飯で心まで満たされること間違いなしです。
街の歴史や、そこで暮らす人々の体温を感じながら、個性ある一皿を訪ねる町中華さんぽ。さあ、お腹を空かせて、気になったお店の暖簾をくぐってみませんか。
地元で愛される「いつもの町中華」6選
1.【堀切】大八元|中華から洋食まで多彩なメニューが魅力
2.【堀切】中華料理 三河屋|4代目が暖簾を守る歴史ある名店
3.【金町】しゅうまい屋|ごろっと具材の旨味たっぷり焼売が自慢
4.【金町】クレイジー餃子|本場そのままのローカル中国料理を堪能
5.【曳舟】上海菜館|ボリューム満点のリーズナブル中華
6.【曳舟】貯水葉|ビカクシダを眺めながら絶品魯肉飯を

「餃子」(500円)と「生ビール(中)」(700円)。すべてのアルコールメニューに漬物の盛り合わせが付きます。
創業は昭和31年(1956年)。地元で根強い支持を得ているアットホームなお店です。名物の餃子は皮から手作りにこだわり、ニラとニンニクが効いた力強い味わいはビールのお供に最適。中華メニューに加え、しょうが焼きやカツ煮、焼き魚などの定食メニュー(単品注文可能)も評判です。オムライスやナポリタンといった洋食メニューにも熱いファンが多いそう。
<データ>
住所葛飾区堀切5-23-9
電話番号03-3604-9034
営業時間平日15:00~22:00(LO21:30)※土曜・日曜は11:00~
定休日月曜

「担々麺」(900円)と「チャーハン」(800円)。担々麺は花椒が効いていて痺れるおいしさ。それでいて辛すぎず後を引く味わいです。
創業は昭和3年(1928年)。現在は、麻布十番の名店やヒルトンホテルで修行した経歴を持つ4代目が腕を振るっています。一押しの担々麺は、四川省産の最高級山椒である漢源花椒と、同じく四川省産の唐辛子である朝天辣椒が生み出す爽やかな辛味と香りが魅力。醤油味ベースのしっとり系チャーハンも、三河屋ならではの名物として愛され続けています。
<データ>
住所葛飾区堀切4-57-15 三河屋ビル1F
電話番号 03-3602-1579
営業時間11:30~14:00(LO13:45)、17:30~20:00(LO19:45)
定休日木曜
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「あい盛り焼売」(560円)。肉焼売は豚のバラ肉を塊のままカットしていて、しっかりした肉の食感が楽しめます。えび焼売の隠し味は筍。
平成17年(2005年)に上野にて創業。平成27年(2015年)に店主ゆかりの地である金町へと移転しました。一番人気の「あい盛り焼売」は、プリプリのえび焼売とジューシーな肉焼売が2つずつせいろに並ぶ贅沢なセットです。焼売の他に多彩な中華メニューも揃い、中でも魚介ベースであっさりコク旨な「黒濃ラーメン」が人気なのだとか。
<データ>
住所葛飾区東金町1-13-13
電話番号03-3607-8100
営業時間平日・土曜11:30~14:00、17:30~22:00日曜・祝日11:30~20:00
定休日木曜・第3日曜

「クレイジー餃子」(660円)はえびを丸ごと一匹使用。「クレイジーナス」(1408円)は、カラっと揚げられたナスの新食感が魅力。
オーナーは中国・撫順出身。平成29年(2017年)のオープン以来、ローカルな中国料理の中から日本人の口に合うものを厳選し、本場そのままの味で提供することにこだわり続けています。店名と同じ名を冠した「クレイジー餃子」は、あふれる肉汁とチーズの塩味の相性が抜群な羽根つき餃子。20種類のスパイスを使用した「クレイジーナス」も、ここでしか食べられない唯一無二のメニューです。
<データ>
住所葛飾区東金町1-19-1
電話番号03-5699-3588
営業時間平日11:00~14:30、17:00~23:00(LO22:30)土曜・日曜11:00~23:00(LO22:30)
定休日月の最終木曜
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「やき餃子」(480円)。ボリュームとコスパの良さにびっくり!皮はパリっと香ばしく、中はジューシーで具だくさんです。
上海を中心に、中国各地の料理がリーズナブルな価格で楽しめます。メニューが豊富で、地元では「あれこれ迷いながら食べたいものを選ぶのが楽しい」と評判。一番人気の「やき餃子」はニンニクを使っておらず、タマネギの甘みをほのかに感じる野菜たっぷりのジューシーな餡が特徴です。「えびニラ餃子」や「しそ餃子」もおすすめ。
<データ>
住所墨田区東向島2-29-11クラウン曳舟1F
電話番号03-3613-1252
営業時間10:00~23:00(LO22:20)
定休日1月1日

「魯肉飯定食」(1200円)は、薬膳スープと小鉢がセットになっています。
コンセプトは「シダだらけの魯肉飯屋」。ビカクシダで埋め尽くされた店内では、11〜14時のランチタイムに「魯肉飯定食」と「週替わり定食」が、14〜17時には「中国茶」か「中国茶と豆花のセット」が楽しめます。魯肉飯の豚肉はトロトロ&プルプルで、一度食べるとクセになる味わい。週替わり定食として提供している「あいがけ定食」では、カレーと魯肉飯のコラボレーションが楽しめます。
<データ>
住所墨田区向島4-5-7
電話番号なし
公式Instagram@chosuiyo
営業時間ランチ11:00〜14:00、喫茶14:00〜17:00
定休日水曜・木曜・金曜
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