東京・多摩地区の自宅で知的障害がある10代少女を押し入れに閉じ込め、けがを負わせたとして両親と兄2人が逮捕、起訴された事件で、警視庁捜査1課は逮捕監禁の疑いで、別の10代の兄を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。
逮捕は6日。警視庁は同日、別の逮捕監禁容疑で40代の母親を再逮捕した。兄は容疑をおおむね認め、母親は「覚えていません」と供述しているという。

兄の逮捕容疑は、昨年11月下旬から今年1月下旬、当時中学生だった少女を自宅押し入れに約20回閉じ込め、外から施錠したとされる。母親の再逮捕容疑は、昨年12月下旬、少女の胸部に凍らせたペットボトルを当て、ブルーシートを巻き付けて押し入れに拘束したとされる。
関係者によると、少女は両親と兄3人と暮らしていた。兄の1人は警視庁の調べに「母親に言われてやった」と供述。警視庁は母親が主導し、家族ぐるみで少女を長期間虐待したとみている。
事件は今年1月28日、母親が「娘の体が冷たい」と119番して発覚した。少女は低栄養状態で搬送され、児相に保護された。児相は2日前の26日に虐待疑いの通報を受けたが、29日に少女宅を訪問する予定で、国が求める48時間以内の安否確認をしていなかった。(米田怜央、今坂直暉)
