〈ウォッチ・バスケBリーグ〉
Bリーグプレミア(Bプレミア)アルバルク東京(A東京)の飯田遼は、前所属の川崎ブレイブサンダース時代から、社会貢献活動に取り組んでいる。「子どもたちに元気を届けたいと思っていた。でも勇気づけられたのは僕だったんです。だからバスケットで少しでも人を幸せにできれば」と、コートでの躍動につなげている。
11月1日、A東京の本拠地トヨタアリーナ東京の一角に行列ができた。児童虐待のない社会を目指す「オレンジリボン運動」や里親制度の普及、啓発への協で球団が設けたブースだ。飯田と安藤周人が選手として協力。11月の主催試合5試合でキャンペーンを行う。

ホームゲーム開催日に実施されたオレンジリボン運動の推進キャンペーン=1日、トヨタアリーナ東京で(渡辺陽太郎撮影)
パネル展示や児童虐待対応ダイヤル「189」に関するプレゼント付きクイズなどで、参加者に知識を深めてもらう。飯田の「子どもたちの健やかな成長のため、活動を知ってもらいたい」というメッセージを流してもいる。
31歳の飯田が社会貢献活動をするのは初めてではない。川崎在籍2季目の2024-2025シーズン、本拠地の川崎市や球団のスポンサーの協力を得て、市内のひとり親家庭を主催試合に無料招待する「飯田シート」を始めた。
「バスケットを見る機会が少ない人、見ること自体が難しい人。特に子どもに見てほしいという思いがあった」と振り返る。
試合を見て前向きな気持ちになってもらいたかった。活動は自身にとっても予想外の効果をもたらした。

川崎時代の飯田シートやオレンジリボン運動への協力について話すA東京の飯田遼=10月29日、トヨタアリーナ東京で(渡辺陽太郎撮影)
初年度、招待客にはアンケートに答えてもらった。思春期の子どもを持つ母親からの回答が印象に残った。観戦前まで会話が少なかったという。観戦の帰り「楽しかった。お母さんありがとうと言われました。それだけで涙が出ました」というメッセージがあった。
飯田は「家族の会話のきっ...
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