住宅街の一角に「終活カフェ」、一体どんな場所? 運営する葬儀社や利用者の話から透ける「社会の空白」

人生の終わり方を考えたり、最期の迎え方を準備したりする「終活」を意識してもらうためのカフェが、東京都足立区で毎週水曜日にオープンしてい...

チップテック May 6, 2026 IDOPRESS

人生の終わり方を考えたり、最期の迎え方を準備したりする「終活」を意識してもらうためのカフェが、東京都足立区で毎週水曜日にオープンしている。地元の葬儀会社が運営するというが、どういう場所なのか。4月下旬に訪れ、このカフェに関わる人たちの思いを聞いた。(山田雄之)

◆運営側「気軽に話せる場をつくりたかった」

「終活カフェこうこう庵(あん)」。足立区役所から10分ほど歩いた住宅街の一角に、そう書かれた緑色ののれんが掲げられている。洋楽が流れる店内にはコーヒー、カフェラテ、抹茶ラテなどドリンク14種類を用意。フリーWi-Fi(ワイファイ)も備えられ、見た目は普通のカフェと変わらない。

「終活カフェこうこう庵」で交流する利用者ら=東京都足立区で

ただ壁の棚には、葬式や遺品整理、介護など項目ごとにまとめられたファイルや、墓のパンフレットが置かれる。1冊のファイルをめくると、葬儀の流れやプラン内容、費用が紹介されていた。「いきなり終活の話はしづらい。気軽に話せる場をつくりたかった」。カフェを運営する葬儀会社「孝行舎」の田中孝平社長(47)はこう語る。

2023年12月、区の補助金を活用し、事務所兼倉庫を改装して開いた。接客は孝行舎の職員が担い、葬儀などについて聞きたいことがあれば応じる。スタッフの佐藤直美さん(38)は「ふらっと立ち寄り、『親が危ないんだけど、葬儀の金額はどれくらい』『自分はもう身内がいなくて、...

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