知的障害のある人たちがスポーツ活動の成果をたたえ合う「スペシャルオリンピックス(SO)」夏季全国大会が5日、東京で開幕し、トヨタアリーナ東京(江東区)で開会式があった。大会には47都道府県から、8~67歳のアスリート約1200人が参加。6、7両日と、9月4~6日に分け、計9競技を実施する。

スペシャルオリンピックス夏季全国大会の開会式で、選手宣誓する伊勢谷胡粋さん(中央)ら=5日、東京都江東区のトヨタアリーナ東京で(安江実撮影)
開会式では、アリーナに集まった各都道府県の選手団が順に司会から紹介され「頑張るぞ!おー!」と声を上げて盛り上がった。アスリートを代表して東京の伊勢谷胡粋(こいき)さんが「精いっぱい勝利を目指します。たとえ勝てなくても頑張る勇気を与えてください」と宣誓した。新曲が大会公式応援ソングとなっている歌手MISIAさんのライブもあり、試合に臨むアスリートを激励した。
大会は観戦無料。6、7両日はトヨタアリーナ東京や駒沢オリンピック公園総合運動場などで、陸上やテニス、サッカーなど7競技を実施する。夏季全国大会は9回目で、東京開催は24年ぶり。SO日本の平岡拓晃(ひろあき)理事長は開会式後の取材に「五輪・パラリンピック、デフリンピックもあった東京でレガシーを積み重ねたい」と語った。

スペシャルオリンピックス夏季全国大会の開会式で、健闘を誓う東京都選手団ら=5日、東京都江東区のトヨタアリーナ東京で(安江実撮影)
SOは米国から広まった国際組織で、五輪同様に夏季、冬季の世界大会がそれぞれ4年ごとにある。来年は南米チリで世界大会があり、今大会はその選考も兼ねる。SOは大会での成績を競うのみが目的ではなく、日ごろの練習成果を発揮する交流の場と位置付ける。予選落ちはなく、全員が表彰台に上がりたたえられる。(神谷円香)
